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 長崎県平戸市は、イギリス商館の開設にも関わった三浦按針(ウィリアム・アダムス、1564~1620)の墓と伝わる同市大久保町の崎方公園にある石碑周囲で、27日から発掘調査を始め、骨片1個と、つぼを見つけた。土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム(山口県下関市)に相談し、鑑定を進める方針。

 按針は英国人で、1600年に日本に漂着。徳川家康の外交顧問となった後、平戸で没したとされる。

 発掘は、2020年の没後400年を前に、石碑が本当に按針の墓かどうかを調べるのが目的。石碑と土台の石を事前に移動させて作業を始めたところ、同日、石が集まった隙間の土中に骨片があり、骨片から約30センチ離れた位置につぼがあった。

 骨片は長さ約10センチ、幅約6センチ、厚さ最大約4センチ。つぼは茶色で口径、高さとも約15センチ。割れた状態だった。市は、掘り返した土をふるいにかけるなどして、遺物などがないか、さらに調査を進める。

 調査を担当する市文化交流課の塩塚浩一係長は「骨片がだれのものか確認は難しいだろうが、少しは検証が進むことにはなると思う」と話す。発掘は7月12日ごろまでの予定。(福岡泰雄)