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 30日に香港であった中国軍の閲兵式で、習近平(シーチンピン)国家主席への呼称に「主席」が使われた。中国の閲兵式で、歴代の指導者には部隊の指揮官などを指す「首長」が使われており、「1人しかいない主席を使い、絶対的地位をアピールしたのではないか」などと臆測を呼んでいる。

 式では、習氏が車の上から「同志們好(同志諸君)!」と呼びかけ、兵士らが「主席好(主席閣下)!」と応じた。鄧小平(トンシアオピン)、江沢民(チアンツォーミン)、胡錦濤(フーチンタオ)ら歴代指導者が閲兵に臨んだ際は「首長」が使われ、2015年に北京であった軍事パレードでは習氏も「首長」と呼ばれていた。

 国営中央テレビに出演した専門家は「国家意識を際立たせた」と解説。軍の規則でも閲兵式では「首長」を使うとされており、一部の香港メディアは「規則が変えられた可能性がある」との見方を伝えた。(北京=延与光貞)