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 わが日本の夏が近づくと、やはり、戦争のことを考える。もう70年以上前のことになるけれど、戦争のことを思いだし、戦後の苦難の時代を振り返り、そして、いまを考える、今年もそんな催しが続いて、わたしもそのいくつかに参加させてもらった。

 7月22日、東京・市ケ谷で、「小田実没後10年シンポジウム」が開かれた。なつかしいなあ、オダマコト! 1961年に「何でも見てやろう」という本を出して、高校生だったぼくらを夢中にさせた。まだ20代の小田が世界中を歩いた貧乏旅行記、そのころは外国はまだ夢、ぼくたちもいつかは、と胸を膨らませたものだった。

 しかし、この日のシンポで澤地久枝さん、宮田毬栄さんの2人が語った小田実は、それだけではなく、1965年に「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)を立ち上げた、戦後屈指の市民運動家としての来歴に及ぶ小田実である。わたしも学生のころから、さらには記者としてまつわりついて、見続けたオダマコト。ベトナム反戦から、1995年の阪神・淡路大震災に遭遇して「市民=議員立法」というアイデアを主唱し「被災者生活再建支援法」を実現させるまで、さまざまなテーマに絡んだ。澤地さん、宮田さんのお話は、ああ、小田さんの人生は「9条」、そして「市民」という、ぼくらの時代を表す政治精神だったな、とうなずけた。

 お二人の話を聞いて思いだした…

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