【動画】ISの地下トンネル=杉本康弘撮影
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 イラク軍などによる解放作戦が最終局面にあるイラク北部モスル。過激派組織「イスラム国」(IS)は旧市街の約1平方キロに追い込まれているが、住民を「人間の盾」に徹底抗戦を続けている。ISの反撃を可能にしているのは、地下に張り巡らしたトンネルだ。戦闘員は攻撃を避けて移動し、ゲリラ戦を展開している。解放された地区のトンネルを歩いた。

 6月29日午後、旧市街から東に5キロほど離れたモスル東部ラハマニヤ地区。イラク軍兵士になだらかな丘に案内されると、斜面に縦2メートル、横1メートルのほぼ四角形の穴があった。ISの地下トンネルだ。階段状に掘られた入り口を10メートルほど下ると、高さ1・8メートル、幅1メートルの水平な道に出た。

 電気はなく真っ暗。ライトの明かりを頼りに進むと、何度も直角に曲がり、二手に分かれる分岐点も多く、迷路のようだった。イラク軍によると、総延長150メートルで、地上への出口が5カ所あった。小型の重機と人力で掘られたもので、ISは、禁止したたばこを吸った住民に「罰」として1本につき5メートル掘らせたという。

 モスル解放作戦を指揮するイラ…

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