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 奈良市の平城京跡で見つかった「二人皇」と書かれた木簡片と、「太子」と書かれた木簡片が、同じ木簡のものだったことが年輪年代測定で裏付けられた。奈良文化財研究所(奈文研)が3日、成果報告書「紀要2017」で発表した。年輪年代測定の応用が広がる可能性も示す成果という。

 木簡片は奈良時代前半の木簡の表面を削った二つの削り屑(くず)で、14年2月に平城宮跡東側の遺構で出土。年輪年代測定で調べた結果、年輪の幅が13層にわたって一致した。

 発見当時も、木目(もくめ)が似ていることなどから同じ木簡とみられていた。年輪幅の変動を手がかりに木の伐採年代を導き出す年輪年代測定は従来、100層以上の年輪を持つ大型の木製品に有効とされていたが、十数層しかない小型の木製品にも応用できる可能性が示された。

 木簡の発見は「紀要2015」で報告された。「皇太子」は聖武天皇が即位する前の「首(おびとの)皇子(みこ)」を指し、「二人」は皇太子付きの役人の人数とみられる。

 研究に携わった山本祥隆研究員…

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