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 第99回全国高校野球選手権滋賀大会が9日、大津市御陵町の皇子山球場で開幕した。開幕試合は比叡山が制し、滋賀学園は彦根翔陽・彦根翔西館に逆転勝ちして2回戦進出を決めた。10日は、皇子山と県立彦根で1回戦計4試合がある。

■草津、比叡山に詰め寄る

 草津は4点を追う九回、4番大門隼也主将(3年)の右中間への三塁打などで1点差にまで詰め寄る粘りを見せた。

 無死一塁で打席に立った大門主将。3球目の直球を上からたたいた。打った瞬間は「頭が真っ白」。三塁に滑り込んだときにスタンドから大歓声が聞こえた。

 比叡山は二回、目片、下村、小滝の3連打で先制。七回には目片の適時三塁打と小滝のスクイズで突き放したが、好機をつくってもなかなか追加点が奪えなかった。「どちらに転んでもおかしくない状態だった」と河畑成英監督。「九回は祈るような気持ちだった」と目片洸希主将(3年)。「次戦では、簡単なミスがないようにしたい」と話した。(仲大道)

■信じてつないだ

 草津の大門隼也主将 春の県大会では好機に凡退して4番の務めを果たせなかった。今日は後に続く仲間を信じてつなぐ打撃ができた。負けて悔しいが、今まで支えてくれた両親や先生に感謝したい。

■滋賀学園 4番一振り

 春の選抜大会に出場した滋賀学園が乱打戦を制した。1点を追う八回1死一、三塁。打席は4番の武井琉之君(3年)。相手投手の直球をとらえると、白球は左中間へ。二塁打となり、2人が生還し、逆転した。「やっと4番の仕事ができた」とほっとした表情を見せた。

 一回に3点を先制したものの、その後、彦根翔陽・彦根翔西館に逆転され苦しい展開に。ただ五回には田井改周主将(同)が「後半は別の試合のつもりで気持ちを切り替えていこう」と声をかけ、ベンチに重苦しい雰囲気はなかったという。

 武井君は二回の好機では「欲が出て、力みすぎた」と反省。八回は「心を無にする」と気持ちを切りかえて臨んだ打席だった。「一戦一戦集中して、4番の役割を果たしていきたい」と次戦を見据えた。(北川サイラ)

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