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 北朝鮮の朝鮮中央テレビは4日午後3時(日本時間同3時半)、特別重大報道として「金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)火星14の試射を命じ、成功裏に行われた」と発表した。

 正恩氏は3日に試射を命令したという。テレビで読み上げられた北朝鮮国防科学院の発表によれば、「火星14」は4日午前9時(日本時間同9時半)に発射された。最高高度2802キロに達し、39分にわたり933キロを飛行した後、日本海に設けた目標水域に正確に弾着した。正恩氏も現地視察したという。

 同院は「核兵器とともに、世界のどの地域も打撃できる最強のICBMを保有する堂々とした核強国として、米国の核戦争による脅威を根源的に終わらせ、朝鮮半島と地域の平和、安定を守る」と主張した。

 ICBMをめぐっては、正恩氏が1月1日の新年の辞で「(開発が)締めくくりの段階」と言及。4月15日に平壌で行われた軍事パレードで、ICBMが収納されたとみられる発射筒を公開した。6月10日付の労働新聞(電子版)は「ICBM試射の時は決して遠くない」と主張していた。(ソウル=牧野愛博)