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 気象庁は5日午前5時55分、大雨による甚大な被害が迫っているとして、島根県の浜田市、益田市、邑南町、津和野町の4市町に大雨特別警報を発表した。これまでに経験したことのないような大雨になっているとして、最大級の警戒を呼びかけている。

 気象庁の梶原靖司・予報課長は5日午前7時に会見を開き、「重大な危険が差し迫った異常事態。土砂崩れや浸水による重大な災害がすでに発生していてもおかしくない状況だ」と語った。地元市町村の避難情報に従って適切な行動を取り、危険な場所には近づかないなど身を守るために最善を尽くすよう訴えた。

 4日まで北陸付近にあり、各地で大雨をもたらした前線が中国地方付近まで南下し、停滞している。非常に湿った空気が島根県西部に流れ込み、発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生したため、同じ場所に非常に激しい雨や猛烈な雨をもたらしているという。

 6日午前6時までの24時間の雨量は多いところで、島根県で150ミリと予想される。今後、島根県では5日昼前まで非常に激しい雨が降る見通しで、危険度はさらに高まるという。

 さらに、雨雲は中国山地を越えて広島県北部地域にもかかっており、同県北部を中心に大雨となっている状況。今後の雨の降り方によっては、広島県の北広島町、安芸高田市、安芸太田町などに特別警報が拡大する可能性があるという。