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 フルオーケストラの生演奏で名作映画を楽しむ「シネマコンサート」の開催が盛んだ。映画館に行く手軽な感覚で迫力ある演奏を体感できるとあって、普段オーケストラ公演に足を向けない人々にも好評だ。

 7月1日。東京・有楽町の東京国際フォーラムで、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」(2003年公開)が上映された。

 約5千席の会場はほぼ満員。ステージには、ジョニー・デップが扮する主人公の海賊ジャック・スパロウのトレードマーク、赤いバンダナを身につけた「THE ORCHESTRA JAPAN」の楽団員約70人と、海賊帽をかぶった指揮者が登場。大スクリーンの画面の進行に合わせて曲を演奏した。

 英語のせりふや日本語の字幕は映画館での上映と同じだが、途中に休憩や指揮者と司会者のトークを挟み、約2時間40分。終演後、等身大のジャック・スパロウと記念撮影できるコーナーに長い列ができた。

 東京都練馬区の会社員池田直之さん(62)は「画面と音楽がぴったり合っていた。さすがプロ」。大阪市の自営業吉本光司さん(35)は「これまでオーケストラは敬遠していたが、今回は生演奏ならではの臨場感に興奮した」と話す。企画制作した「ハーモニージャパン」の高橋知己さん(44)は「映像の邪魔にならない程度にオケに照明を当て、演奏の様子も見てもらう演出をした。第2弾も考えたい」。

 ぴあ総研の笹井裕子所長によると、欧米では1980年代から戦前の名作を中心にシネマコンサートを開催。かつては作曲家側が「音楽が前面に出ると作品の世界観を損ないかねない」となかなか了承しなかったが、「ロンドンで2009年、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの名曲『スター・ウォーズ』のシネマコンサートが興行的に成功し、他の作家の承諾も得やすくなった」という。世界的な人気作品では各国でファンの動員が見込めることから、次々公演が開催されるようになった。

 日本でも12年、佐渡裕指揮、…

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