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一色産うなぎ蒲焼 (税別1480円)

 養殖うなぎ生産量1位の都道府県は? 鹿児島が正解で、意外にも静岡が4位というひっかけ問題のクイズ、2位愛知の県民がひっかかるのはそこではないはず。愛知が1位では?と。

 県内のスーパーで見る、国産うなぎの大多数に「一色産うなぎ」の表示。2011年に西尾市に編入された生産地の旧一色町は、1894年に愛知県水産試験場が設置されたことから始まる県内養鰻(ようまん)業発祥の地です。

 現在、養殖うなぎ県内生産量の約8割を占め、全国の市町村別でトップ級。伊勢湾台風の塩害を受けた農地を養殖池に転換、ハウス式温水養殖技術の確立もあり発展しましたが、「なんといっても温暖な気候、利用している矢作川水系の水の良さ、しらすうなぎを三河湾で採捕できる自然の恵み」と一色うなぎ漁協の広報・鈴木誠次さん。しらす資源を確保するため、毎秋約3万匹を放流しています。

 愛知では一般的な尾頭付き蒲焼(かばやき)と生うなぎに戸惑う関東からの転勤族。対して頭はタレのダシに、生うなぎを自宅で焼くことは常識の地元民。ただ養鰻業の親戚にうなぎをもらう土用、一色のスーパーは「一番うなぎが売れない日」となります。

採取地

ドミー一色店

(愛知・西尾)

0563・74・0121

デジタル余話

 西尾市内を車で走るとよく見る「お茶の西尾」や「えびせんべいの町、一色」の看板。うなぎの名店も多く、ご当地食の宝庫です。さらに一色漁港では新鮮な魚が激安! こんな「おいしい話」を聞けば、誰でも行きたがるもの。だから遠洋で生まれるというしらすうなぎに「あそこは食べ物と水がいいらしいよ」とうわさが広がり、養殖用しらすうなぎを採捕する三河湾を目指してもらえるよう、環境保全を心がけたいと思います。

     ◇

菅原佳己(すがわらよしみ) スーパーマーケット研究家。著書に「日本全国ご当地スーパー掘り出しの逸品」など。

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