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 6日に大規模な土砂崩れが起きた大分県日田市の小野川上流では、大量の土砂が川の流れをせき止め、「ダム」のような状態になっている。市は周辺住民に高台への避難を呼びかけている。国土交通省九州地方整備局(福岡市)は7日、ドローン(小型無人飛行機)を飛ばして上空から詳しい状況を調べた。

 小野川は筑後川水系花月川の支流。土砂崩れは6日午前10時ごろ発生し、消防団員が巻き込まれて死亡した。土砂崩れを受けて日田市は6日正午、大規模な土石流が起きる恐れがあるとして周辺の317世帯870人に避難指示を出した。

 九州地方整備局は6日に九州大の専門家と現地を調査。川が完全にふさがれた状態ではなく、水は流れているという。悪天候続きでヘリによる状況把握が難しいため、7日はドローンで上空から調査した。今後、土砂がさらに崩れて川をふさいだり、大雨で水位が増したりした場合に備えて警戒している。

 土砂崩れ現場の下流域に住む楢原速司(はやし)さん(70)の自宅は高台にある。それでも、流れがせき止められて水位があがった川を見ると、不安が募るという。「雨もなかなかやまない。決壊したら大変なことになる」と表情を曇らせた。