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 過激派組織「イスラム国」(IS)が最大拠点としたイラク北部モスルが、イラク軍などに事実上解放された。電撃的な武力制圧から3年。カリフ(預言者ムハンマドの後継者)制国家の版図拡大というISのもくろみは挫折し、退潮は決定的になった。ただ一方で、テロ拡散に拍車がかかることが懸念される。

 イラクのアバディ首相のツイッターでのモスル「解放宣言」を受け、9日午後夕、モスル西部にある連邦警察の地域本部では、イラク軍兵士や警察部隊員ら100人以上が勝利を祝う歌を歌い、イラク国旗を掲げた。同本部の会議室からアバディ首相が姿を現すと、大歓声があがった。

 ただ、3年にわたりISの暴力と破壊に覆い尽くされたモスル市民の思いは複雑だ。モスル東部に住む歯科医ワエル・ワタルさん(48)は9日、「日常を取り戻す道のりは長いだろう」と話した。

 国際テロ組織アルカイダが欧米諸国を標的にしたグローバルな過激派組織だったのに対し、ISは領域支配を最大の目的とした。ソーシャルメディアを駆使して、理想的なイスラム共同体として「国家」を運営していることを全世界に発信、イスラム教徒に移住を呼びかけた。

 モスルを占領した際に銀行から…

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