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 指定暴力団山口組弘道会が勢力を拡大してきた愛知県内では、神戸山口組系組織が資金に窮する現状が目立つ。組員が万引きをしたり、幼なじみを恐喝しようとしたり――。捜査関係者は「シノギ(資金源)がないことの現れ。今の神戸は金のためなら何でもする」と指摘する。

 携帯電話をだまし取ったとして詐欺容疑で再逮捕された吉田耀一容疑者(49)は5月、幼なじみに後援会費名目で、食肉を高値で買わせようとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕された(処分保留)。吉田容疑者の組は構成員が数人のため、「友人から金を脅し取らなければならない状況だ。組の存続は厳しいだろう」と捜査関係者は話す。

 万引きしたとして逮捕された神戸山口組傘下組長もいる。窃盗罪で起訴された組長の初公判が6月、名古屋地裁であった。検察側は冒頭陳述で、組費が足りず、組員に指示してスーパーで米やスイカなどの食品や日用品を盗んだと指摘。共犯の組員は、県警の調べに「組の運転資金が乏しく、金が必要だった」と供述したという。

 県内には山口組の篠田建市(通…

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