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 ロボット活用の先駆けとして県内で注目される特別養護老人ホームが新潟上越市安塚区にある。「あいれふ安塚」だ。太田雅俊施設長によると、ロボットは職員の腰の負担軽減や介護サービスの質向上に役立っているという。上越地域の異業種交流団体である上越技術研究会の見学会に同行した。

 あいれふ安塚は県などから委託を受け、昨年夏から今年3月まで介護支援用ロボットスーツ「HAL」5台とコミュニケーションロボット「ペッパー」10台、同「パルロ」10台を導入し、実証試験をした。4月以降はHAL2台とパルロ10台を買うなどして使っている。

 HALは職員が腰部に着け、重い物を持ち上げるときなどに腰の負担を減らす。HALを装着して太田さんを抱き上げてみた研究会メンバーは「(HALのスイッチがオンになったら)だいぶ軽くなった」と感想を語った。太田さんは「介護現場では腰を痛めてやめていく職員が非常に多い。しかし、HALの導入後は離職率はゼロに近くなった」という。

 ペッパーやパルロは歌ったり、しりとりをしたり、体操を指導したりすることができる。「ロボットが15分でも20分でも入所者の相手をしてくれれば、職員はその間に別の入所者の話をじっくり聞いてあげることなどができます」と太田さん。

 一方、コミュニケーションロボットには、最初は物珍しいが、しょせんは機械と飽きられてしまう「3カ月の壁」があるといわれる。実証試験の間は2種のロボットがあり、1カ月ずつ交互に使ったため、「壁」は免れたという。だが、4月以降は1種だけ。太田さんは「他のコミュニケーションロボットと組み合わせることで解決したい」。

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(増田洋一)