過激派組織「イスラム国」(IS)の最大拠点だったイラク北部モスルの解放を祝う式典が11日、ISに破壊し尽くされた地元の名門校モスル大学であり、教職員らが再建を誓った。

 「勇敢な兵士らの犠牲を弔い、大学が以前の姿に戻ることを願います」。11日午後、モスル大学のオバイ・アルデワチ学長(68)は、イラク国旗が掲げられた式典会場で数十人の教職員らに語りかけた。

 大学によると、ISは2014年6月にモスルを占拠後、法学や芸術関係の学部などを閉鎖。中央図書館と9学部の各図書館が放火され、25万冊の蔵書が焼かれ、多数の研究論文も失われた。「ISの思想に合わない学問や書籍はすべて禁じられ、標的にされた。創設50年で築き上げた全てを失った」と学長は言う。

 大学は今年1月、イラク軍側が…

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