三谷吾一さん(みたに・ごいち、本名三谷伍市〈みたに・ごいち〉=漆芸家、文化功労者)が12日、肺炎で死去、98歳。通夜は13日午後7時、葬儀は14日午後1時から石川県輪島市河井町23の1の42のJAおおぞら天翔輪島で。喪主は長男慎(しん)さん。

 輪島市生まれ。14歳で輪島塗の世界に入り、人間国宝の故・前大峰(たいほう)さんに師事して、漆面に彫った文様に金粉などを埋める沈金の腕を磨いた。主に日展を舞台に活躍し、88年に日本芸術院賞を受賞。02年に同院会員、15年に文化功労者となった。沈金による繊細な陰影で貝や鳥などを描き、輪島塗技術保存会会長として漆工芸の技術保存にも尽力した。