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 日本癌治療学会は13日、がん患者が治療後に子どもを持つ可能性を残すための、医療者向けの診療指針を初めて作成し発表した。がん治療を担当する医師らが、治療による不妊のリスクや治療前の卵子・精子の凍結保存などの情報を、患者に正しく伝え、生殖の専門医との連携を進める狙いがある。

 がんと診断される40歳未満の患者は年約2万3千人。手術や抗がん剤、放射線治療によって、男女ともに生殖機能が悪影響を受け、子どもを持てなくなる可能性がある。

 指針は、患者は「がんの治療が最優先」としたうえで、「妊娠できる能力の温存に関する患者への情報提供の不足や、温存可能だった妊娠できる能力が温存されないケースがあった」と指摘。子宮・卵巣、乳腺、泌尿器、子ども、血液、骨軟部、脳、消化器の八つの領域ごとに、生殖機能を温存する治療の対象となる患者や、治療法、妊娠・出産が可能な時期などを解説している。

 例えば、女性のがんで最も多い…

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