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 昭和初期に「平和の使者」として米国から日本に贈られ、戦時中は一転、「敵国人形」として迫害された「青い目の人形」たち。県内に3体残った人形を題材に、糸島市の市民グループが6日、平和劇を上演する。嘉麻市教委も8日から企画展を開く。「人形来日90年」の記念企画。関係者は「人形がたどった歴史を通じて戦争と平和の意味を考えて」と話す。

 人形は1927(昭和2)年、日米友好を願う米国人宣教師によって全国の小学校などに贈られた。県内にも約260体が届いたが、やがて太平洋戦争になり、当局の指示で焼き捨てたり、壊されたりした。現在も県内に残っているのは、可也(かや)小(糸島市)のルース、嘉穂小(嘉麻市)のペッギイ、城島小(久留米市)の「シュリー」の3体だけだ。

 劇のタイトルは「青い目の人形物語~福岡編~守られた人形たち」。毎年、この日に平和劇の上演を続けている「いとしま8・6平和劇(ハローピースアクト)」が史実をもとに創作を加えて書き下ろした。

 ルースは戦後の79年、校舎改…

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