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 神奈川県警は14日、同県秦野市の山林に放置された二つのスーツケースから、中国籍の女性2人の遺体を発見したと発表した。2人は姉妹で、県警は死体遺棄事件として捜査を開始。姉妹宅のマンションに設置された防犯カメラの映像などから、姉が勤務する飲食店に客として出入りしていた、30代の日本人の男が関与したとみて調べを進めている。

 県警によると、2人はいずれも横浜市中区日ノ出町2丁目に住む陳宝蘭さん(25)と専門学校生の陳宝珍さん(22)。それぞれスーツケースに押し込められた状態で見つかり、宝蘭さんは衣服を身につけていなかった。

 捜査関係者によると、7日に「姉妹と連絡が取れない」と、友人からマンションの管理会社を通じて110番通報があった。県警がマンションの防犯カメラなどを調べたところ、男が6日未明に姉妹の部屋に入り、7日に二つのスーツケースを部屋から運び出していたことがわかった。

 男は宝蘭さんが勤務する飲食店の客で、男のワゴン車が秦野市へ向かっていたことも判明。13日深夜、捜査員が秦野市寺山の山林で、道路から5メートルほど入ったところに放置されたスーツケースを発見した。