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 トランプ米政権が、鉄鋼製品の輸入制限について、日本も対象にする可能性があると伝えていたことがわかった。トランプ大統領は、自動車の非関税障壁の是正も要求。今後対日圧力が強まる可能性がある。

 今月8日、主要20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて行われた日米首脳会談で伝えられた。日本政府関係者によると、トランプ氏側は、中国の鉄鋼が他国経由で輸入されている可能性を指摘。日本からの輸入でも同様のケースがあるとして、「日本も輸入制限の対象になり得る」との考えを示した。日本側は、中国製の鉄鋼と日本の高付加価値の鉄鋼は異なると主張。制裁対象から外すよう求めた。

 トランプ氏は安倍晋三首相に、「自動車の非関税障壁が問題だ」とも述べた。日本での安全性テストが米国車の参入を妨げていると指摘したという。安倍首相は「日本のテストは国際標準で、特別に高い安全性を求めているわけではない」と反論。貿易問題については、麻生太郎副総理とペンス副大統領による日米経済対話で話し合うべきだと念を押したという。