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 きめ細かく張り巡らされた金色の線に、思わず目を奪われる。電子機器に内蔵されているものの、普段あまり目にすることのない電子基板。その美しさを取り入れ、関西や東京の路線図をデザインしたスマートフォンケースなどが国内外で人気を呼んでいる。

 開発したのは、電光掲示板やETCゲートの電子基板メーカー「電子技販」(大阪府吹田市)。「基板は計算しつくされた緻密(ちみつ)なデザインで、だからこそ美しい」と社長の北山寛樹さん(46)。「基板アート」と名付け、新たな商品を次々と生み出している。

 きっかけは、遊び心だった。東京での中小企業展で2013年8月、来場者を楽しませようと不良品の基板で作ったネックレスやストラップなどを並べた。都内のセレクトショップのバイヤーの目にとまり、商品化の依頼が舞い込んだ。

 北山さんが頭を悩ませていたところ、東京出張でふと見かけた鉄道の路線図が、基板設計の元になる電気が通る道を示す回路図に見えた。「東京駅を中心に、路線図を基板でデザインしたら面白いのでは」

 1、2ミリの部品同士を結ぶ金…

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