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 第7管区海上保安本部は15日、中国海警局所属の公船「海警」が対馬(長崎県対馬市)と沖ノ島(福岡県宗像市)周辺で日本の領海に侵入したと発表した。九州北部海域で中国海警が領海内を航行したのは初めてという。

 7管によると、15日午前11時50分ごろ、「海警1304」が対馬の南西から東に向かって領海に入り、午後0時20分ごろに出た。また、同日午後3時50分ごろ、この船と「海警2506」の2隻が沖ノ島周辺で領海に入ったと確認された。2隻は午後5時すぎまでに領海から出た。

 7管は、領海に入るのを確認した防衛省からの連絡を受けて巡視船を出動させ、無線で「領海内での無害でない通航は認められない」と呼びかけ、警戒監視を続けた。領海にとどまらなかったことから、領海侵犯にはあたらないと説明している。日本側は、外交ルートを通じて中国側に航行の意図などを確認する「関心表明」をした。