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(17日、高校野球福井大会 敦賀気比12―5福井工大福井)

 福井大会2回戦で敦賀気比が、今春の選抜に出場した福井工大福井に逆転勝ち。最大5点差を終盤の3イニングでひっくり返した。

 六回まで散発2安打と沈黙した打線にスイッチを入れたのは、豪快な本塁打2本。それは味方ではなく、相手のアーチだった。

 六回、福井工大福井の島谷、北川に一発を浴びた。0―5に。普通なら萎縮するところ、敦賀気比は違った。東監督は「こちょこちょ当てるんじゃなく、振っていかなあかんと気づいたんでしょう」。

 七回に1点を返すと、八回には阪口、杉森の2者連続本塁打で2点差に。そして九回、7長短打を集めて一挙9点を奪った。

 同点の左前適時打を放った草崎は、相手の2発に刺激を受けた。「負けていられない。ストライクは全部いったろ」。開き直りが、打線に鋭いスイングを思い出させた。

 2014年夏は全国4強、翌15年の選抜で初優勝を果たした。「あこがれていました」と草崎。だが、今のチームには福井を制した経験がなかった。

 冬場、振り込みに徹してきた。その成果を出し、同じように強打を看板とするライバル校に打ち勝った。「こういう形で、本当にすごい力を出してくれた。これからですよ」と東監督。2年ぶりの夏の甲子園に向け、エンジンはかかった。(小俣勇貴

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