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(18日、高校野球京都大会 塔南7―0洛西)

 京都大会で、初戦の2回戦で3年生エースが九回1死まで無安打投球をした塔南が、18日の3回戦では2年生投手が七回まで無安打に抑える好投を見せた。

 洛西を相手に好投を見せたのは、背番号「10」の中村優太(2年)。直球でコーナーを丁寧に突くと、カットボールでバットの芯を外した。

 14日にあった京都廣学館では、エースの大江誠人(3年)が九回1死まで無安打無得点投球を披露。あと2人で記録は途切れ、「狙っていたので残念」とはにかんだ。

 これを見ていた中村は、「これぞエースという姿を見せられていたので、自分も負けじとやってやろうと思った」と3回戦のマウンドに向かった。

 この日、中村の好投をベンチで見ることになった大江は、「正直、ノーヒットノーランだけはやめてくれと思っていた」。逃した記録を、後輩に達成されたくない。そう思いながらも、中村が八回に初安打を打たれ、次の打者に死球を与えた時には、先輩として伝令に走った。「1点はしゃあない。いつも通り」と励ました。

 終わってみれば、中村は1安打完封。最後に1点を失った大江を上回ったが、「まだ差があります」と謙遜した。

 一方の大江は、「変な気持ちもありましたけど、結果的に2人ともいい投球ができている。次につながります」とニコリ。

 刺激しあう2人の投手が、京都の公立高をベスト16に押し上げた。(小俣勇貴

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