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 京都を訪れる外国人観光客が、ホテル代わりにふつうの民家やマンションに滞在する「民泊」の利用が広がるなか、民泊施設まで客を運ぶタクシー運転手が対応に苦慮するケースが急増している。多くは宿泊施設の表示がなく探すのに時間がかかる上、ときには運営者との部屋の鍵の受け渡しまで頼まれるなど、負担は小さくない。「どこまですべきか?」。古都のドライバーは頭を悩ませている。

 京都市内で個人タクシーを営む仲北剛士さん(58)は昨春、民泊を目指す中国人家族を乗せた。「ここへ行って」と手渡された紙には、英語で「京都府京都市上京区」とあるだけ。このときは最寄りのバス停や外観の写真を頼りに何とかたどりついたが、運転手歴17年で想像しなかった難局が続いている。

 個人タクシー運転手でつくる「全京都個人タクシー共済協同組合」の小野高明理事長によると、訪日客の多くはスマートフォンなどで民泊の場所を示すが、すぐ見つからないことが多い。電話で聞こうにも管理人が不在だったり、管理人も道に不案内だったりすることもある。

 こうした作業に手間取れば、他の客を乗せる時間や回数も減り、運転手にとっては死活問題だ。勤務時間を増やさざるを得ないこともあるという。

 今年6月に成立した住宅宿泊事…

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