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 ドイツ南部レーゲンスブルクにあるカトリック教会付設の学校で、少なくとも547人の少年が性的虐待や暴行を受けていたことが明らかになった。行政当局から調査を委託された弁護士が18日、発表した。

 弁護士らによると、虐待や暴行があったのは1945年から90年代までの間。寮長や教師、学校の従業員らが事件にかかわっていたという。事件は2010年に発覚した。

 同校には約1千年の歴史を誇る有名な合唱団があり、前ローマ法王ベネディクト16世の兄のゲオルク・ラツィンガー氏(93)が1964年から94年まで指揮者をつとめていた。

 AP通信などによると、調査した弁護士はラツィンガー氏にも責任の一端があると指摘したが、同氏は「性的虐待については知らなかった」とした。被害者には1人あたり最高で2万ユーロ(約260万円)の賠償金が支払われる見通し。(ベルリン=高野弦)

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