【パノラマ写真】53歳の女性が15歳の長男と2人で暮らす約14平方メートルの部屋=細川卓撮影
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 「棺おけ部屋」――。英国から中国に返還されて今月で20年になった香港で、そんな名前で呼ばれる狭小住宅が増え続けている。数平方メートルから10平方メートルの部屋に、ベッドや台所、トイレやシャワーが隣接する。

 中国企業による香港の土地の「爆買い」が進み、不動産価格が高騰。40平方メートル以下の住宅の賃貸価格は、この10年で2倍以上に跳ね上がり、家主は一つの部屋を何部屋にも区切って賃料を稼ぐようになった。

 低所得層の福祉支援をする香港社区組織協会によると、人口730万人のうち、20万人以上が15平方メートル以下の部屋に暮らす。違法な屋上住宅や、踊り場に住む人もおり、実際にはもっと多いという。(写真・文 細川卓)

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