来春に最後の卒業生を送り出して閉校する彦根西高校の創立130周年記念式典が20日、彦根市芹川町の彦根翔西館高校であった。参加者は式典後、同市池州町の旧校舎を訪れ、校舎の「お別れ会」を催した。

 彦根西高は1886(明治19)年に設立された私立の女学校が前身。彦根町立を経て、1902年に県立彦根高等女学校になり、戦後の学制改革で彦根西高校となった。昨年、彦根翔陽高校と統合して彦根翔西館高校となり、現在の3年生約160人が卒業する来春で閉校する。

 記念式典では茶谷不二雄校長が「2万数千人の卒業生を送り出した全国有数の歴史と伝統を後輩たちに引き継いで」とあいさつした。

 お別れ会では、生徒会長の西居明星(あかり)さん(3年)が「校舎から見る彦根城や琵琶湖の美しさなど、多くの思い出を作ってくれてありがとう」と旧校舎に礼を述べた。卒業生や在校生らが写真を撮るなどして別れを惜しみ、玄関に掲げられていた校章を下ろし、校歌を斉唱した。校舎は秋から解体が始まり、跡地利用は未定。体育館は耐震改修を施し、グラウンドとともに彦根翔西館高校の部活動や体育の授業で当分使われていく。(大野宏)