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 搭乗済みの乗客を引きずり下ろした事件で批判を浴びた米航空大手ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス。業績への影響が注目されたが、2017年4~6月期決算は増収増益だった。利用客が他社に雪崩を打つような事態にならなかったのは、寡占化と新料金が影響しているとみられる。

 ムニョス最高経営責任者(CEO)は19日の電話会見で、「顧客サービスの改善が進んだ。結果に勇気づけられる」と語った。売上高は前年同期比6%増の100億ドル(約1兆1千億円)、純利益は同39%増の8億1800万ドルだった。

 米シカゴ空港で4月9日に起きた事件後、同社は激しい批判にさらされた。民間機関の調査に消費者の56%がユナイテッドに「もう乗らない」「あまり乗らなくなる」と答えた。

 だが、4~6月の乗客は3824万人と、むしろ同5%増えた。背景には、米航空業界の寡占化がありそうだ。13年にユナイテッド、アメリカン、デルタの大手3社にほぼ集約された。全米の主要空港の9割は、一つか二つの航空会社で席数の過半数を占めるという調査もあり、利用客の選択肢は限られている。

 新たな料金制度も利用客をつな…

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