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 大規模な白化現象が昨年あった、国内最大のサンゴ礁域として知られる沖縄県の石西礁湖(せきせいしょうこ)について、環境省が今年6月に実施した調査の結果を発表した。サンゴの広がる範囲が約6割減り、回復が遅れていることが明らかになった。

 石西礁湖内の35地点で調査した。サンゴが生息できる面積のうち実際にサンゴが占める割合は、昨年夏から冬にあった3回の調査では29・5%から11・6%まで下がっていたが、今回も12・5%にとどまった。

 白化したサンゴの割合を示す「白化率」は昨年の3回の調査では90%前後だったが、今回は19・7%だった。環境省の担当者は「海水温は夏にかけて上昇していく。白化率は改善したように見えるが、まだ安心はできない」と話している。(戸田政考)