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 トランプ米大統領が19日の米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、安倍晋三首相夫人の昭恵氏が英語を話せず、「ハローも言えない」と語った。これに対し、米メディアなどは昭恵氏が英語で演説する動画を紹介するなどして「間違い」と報じるなど波紋を広げている。

 トランプ氏はインタビューで、今月上旬にドイツで行われた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の夕食会で、ロシアのプーチン大統領と極秘に会談したことを問われた際、「私は安倍首相の夫人の隣に座った。素晴らしい女性だが、英語を話さない」と発言。「まったくか?」と問われると「ハローも言えない」と述べ、会話がないままの2時間近い夕食会は「つらい」と語った。

 トランプ氏はこの後に席を立ち、プーチン氏の隣に座って会談。ホワイトハウスは会談自体を公表しておらず、メディアから批判された。トランプ氏の発言は、昭恵氏が話せないからプーチン氏の隣に移ったとも取れる。

 これに対し、ニューヨーク・ポスト紙は「大統領が間違った主張」との見出しで、昭恵氏が英語の原稿を読み上げる動画を電子版に載せ、「流暢(りゅうちょう)に英語を話している」と指摘。英紙ガーディアンのコラムニスト、ジェシカ・バレンティ氏はツイッターで「トランプ氏との会話を避けるため、2時間近く英語を話せないふりをしたのではないか」と述べている。(ワシントン=土佐茂生)