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 高齢の筆者が人生をつづる本が売れている。出版取次大手が発表した今年上半期のベストセラー1位の佐藤愛子著『九十歳。何がめでたい』(小学館)など、近年のベストセラーには高齢の筆者が目立つ。なぜなのか。

 「前向きに生きることの大切さに気づかされました」(74歳・女性)、「うんうんとうなずきながら一気に読みました」(84歳・女性)。高橋幸枝(さちえ)著『100歳の精神科医が見つけた こころの匙(さじ)加減』(飛鳥新社)は本の帯に読者の声を載せている。

 著者は現役の精神科医。「他人を気にしすぎると結局損をする」「死にたくないのは、みんな同じ」。70年近く患者に向き合ってきた経験から「生きるヒント」をやさしく語る。「読者は圧倒的に女性です」と担当編集者の池上直哉さん(49)。「そんなに立派なことが書いてあるわけではない。誰が言うかが大切。高橋さんだから重みが違う」

 同社は、柴田トヨ著『くじけないで』というベストセラーをはじめ、89歳の写真家の西本喜美子著『ひとりじゃなかよ』、94歳の渡久地恵美子著『おばあちゃんはファッションモデル』(写真・森千波)など、おばあちゃん本を多数出している。「聖人君子は誰も望んでいない。はっちゃけたおばあちゃんや、苦労してきたおばあちゃんなど、失敗や後悔を抱えながら自分の言葉を持っている人に魅力を感じる」と池上さん。「ユニークな人がいたら、本にしていきたい」

 おばあちゃん本に金の鉱脈あり――。各社がそう気づいたのは、ダブルミリオンを果たした、渡辺和子著『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)だった。

 「この本が起点でした」と第二…

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