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 地上48階建て、高さ243メートルの東京都庁は国際都市・新宿のシンボル。地上202メートルの無料展望室では、外国人観光客が絶えない。7月中旬、フランスから訪れたレンヌ・セバスチャンさん(41)は花崗岩(かこうがん)の外壁を見ながら「パリのノートルダム大聖堂みたい。でも、周りはすごい摩天楼だね」と息をのんだ。

 都庁周辺は、日本屈指の超高層ビル群。200メートル以上の高層ビルだけで7棟、高級ホテルも立ち並ぶ。

 かつて、周辺は首都の水がめ・淀橋浄水場が広がる平地だった。東京の人口を分散させる副都心計画が1958年に始まり、再開発がスタート。新宿駅への近さを生かし、商業地が想定された。

 最初の高層ビルとなったのが、71年に開業した京王プラザホテルだ。47階建て、1057室。高さ170メートルは当時、ビルとして日本一。ホテルとしては、世界一だった。

 初代社長の井上定雄氏は建設にあたり、社内に①1千室以上②超高層――の指示を出した。狙いは、「新宿にニューヨークのような摩天楼を生み、国際化する」ことだったという。

 後に、京王プラザホテルの宴会…

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