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 技術面で歴史的に意義のある「機械遺産」に、東京・隅田川にかかる勝鬨橋(かちどきばし)や国産初の地下鉄車両など7件が決まった。日本機械学会が8月7日の「機械の日」に認定する。今年で11回目で、計90件になる。

 勝鬨橋(長さ246メートル)は1940年に開通した可動橋。市場のある築地と現在は高層マンションが立ち並ぶ勝どきを結ぶ。可動部は片側で重さが約千トンあり、半径7・4メートルの歯車とモーターで駆動。輸送の主役が船からトラックに替わり、70年に開橋を停止した。定期的に橋脚内を見学するツアーが催されている。

 国産初の地下鉄車両「モハ1000形1001号」は、27年開業の東京地下鉄道が導入した10車両のうちの第1号車。修復され、地下鉄博物館(東京都)に展示されている。

 81年完成の有人潜水調査船「しんかい2000」や、66年に当時の北九州道路・奥田トンネルに設置されたジェットファン換気システム、64年に和歌山県の島精機製作所で開発された「全自動手袋編機」のほか、大きさの異なるピーマンを組み合わせて一定の重さに仕分ける「組合せ計量機」(滋賀県、72年)、鋳造の砂型をつくる「C―11型生型造型機」(愛知県、27年)も選ばれた。(田中誠士)