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 東京慈恵会医科大病院で男性患者(当時72)が肺がんの疑いがある検査結果を見落とされてその後死亡した問題で、同病院は24日、報告書でほかにもがんなどの見逃しがあったとした5人のうち、2人で肺がんの疑いがある画像診断結果が放置され、その後亡くなっていたと発表した。

 病院によると、亡くなった2人のうち、50代男性は2012年7月にコンピューター断層撮影(CT)検査で肺がんの疑いがわかったが、約1年5カ月間にわたって画像診断報告書が担当医の交代などで放置され、14年に死亡した。検査時点で治療を始めていれば手術を受けられた可能性があったという。別の70代男性も約4カ月にわたって画像診断報告書が見逃され、その後死亡した。

 ほかの3人は同病院で治療中だという。一連の問題を受け、病院は患者に検査報告書を渡すなどの再発防止策を講じる。(小川裕介)