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 参院予算委員会の閉会中審査が25日午前9時から始まった。学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設問題や南スーダンに派遣された陸上自衛隊の日報に関する問題をめぐって、安倍晋三首相らが答弁する。

 参考人として前川喜平・前文部科学事務次官、和泉洋人・首相補佐官、内閣府の藤原豊・元審議官、加戸守行・前愛媛県知事、首相秘書官だった柳瀬唯夫・経済産業審議官、国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史委員も出席する。

 質問するのは自民党の青山繁晴氏、民進党の蓮舫氏と桜井充氏、公明党の河野義博氏、共産党の小池晃氏、日本維新の会の浅田均氏、自由党の森ゆうこ氏、無所属の松沢成文氏。

 概要を速報します。

〈午後3時11分〉

 参院予算委が終わる。

〈午後2時57分〉

 松沢氏は加計孝太郎氏の政治活動について聞くと宣言。加計氏に自民党の政党活動について支援を頼んだことはあるか首相に質問する。

 首相は「自民党の政党活動を支援してもらうように頼んだことはない」

 松沢氏は続けて自民党岡山県自治振興支部の政治資金収支報告書を掲げ、支部と加計学園と関わりを問題視する。

〈午後2時56分〉

 無所属の松沢氏の質問が始まる。

〈午後2時39分〉

 自由党の森氏の質問に移る。

 「困りました。安倍首相の答弁が混乱している」と切り出す。加計学園の獣医学部新設計画を首相が知った時期を改めて問いただす。

 首相は「構造改革特区と国家戦略特区を取り違えていた」と混乱の原因を釈明する。

 森氏は「本当は知っているのに知らないふりをしたから混乱している」と指摘する。

〈午後2時16分〉

 浅田氏は首相が李下に冠を正さずと繰り返している点を取り上げ、「であれば(加計氏との)線引きを厳しくするべきではないか」と指摘する。

 首相は「その通りで、李下に冠を正さずという言葉があるが、私の友人が関わることなので、国民から疑念の目が向けられるのは当然だ。答弁に至らない点があったと認めないといけない」

〈午後2時11分〉

 日本維新の会の浅田氏の質問が始まる。首相に対し1月20日の特区諮問会議で初めて加計学園の計画を知ったとする答弁について改めて説明を求める。首相は従来通りの説明をし、理解を求める。

〈午後2時9分〉

 小池氏は「一点の曇りもないという発言は撤回すべきだ」と指摘すると、首相は「特区ワーキンググループの民間の八田座長が、一点の曇りもないとおっしゃっている」などと特区の選定過程は適正だったと強調した。

〈午後1時52分〉

 小池氏は関係閣僚に、加計学園の加計孝太郎理事長と会ったことがあるか、獣医学部新設の話をしたかとただす。

 山本農水相は「(昨年8月に)ごあいさつをいただいた。獣医学部のお話はお聞きした」

 松野文科相は「(昨年)9月6日にお会いしている。獣医学部の話はなかった」

 山本地方創生相は「昨年9月7日に理事長が来られ、今治市に提案して、やっていきたいという話があった」

 この答弁を受けて、小池氏は加計氏の面会について「なぜ次々と大臣に会えるのか?」と疑問を呈す。

〈午後1時34分〉

 小池氏の質問は加計学園の問題に移る。

 首相が1月20日の国家戦略特区認定まで加計学園の計画は知らなかったとの認識を取り上げる。小池氏は過去の答弁との整合性を問い、「虚偽答弁だ」などと批判。

 首相は答弁について改めて整理するが、断続的に審議が中断。首相は「混乱して答弁したことはおわびしたい」「厳密さに欠いていた」「訂正させていただきたい」と理解を求める発言も。

〈午後1時27分〉

 共産党の小池氏の質問が始まる。南スーダンの日報問題を取り上げ、「監察を指示した(防衛)大臣が聴取されるという異常な事態だ」と批判。

 首相は「日報については開示しなければならないという立場は一貫している」「監察が終わって報告を受けるのが手順だ」と述べるも、小池氏は「政府として解明する意思がないのではないか」と指摘。

〈午後1時〉

 午後の審議が再開。質問者は公明党の河野氏。獣医学部の新設抑制に対する考えを松野文科相に問うた後、テーマを九州北部豪雨に移す。安倍首相は復旧・復興に全力を尽くす姿勢を強調。「被災地目線に立った中長期的な支援を」と河野氏。

〈午前11時55分〉

 予算委員会は休憩に。午後1時から再開。

〈午前11時41分〉

 公明党の河野氏の質問が始まる。国民に対して説明責任を果たす決意を首相に問う。

 首相は「李下(りか)に冠を正さずという言葉がある。至らない点があったことは率直に認めなければならない。厳しい国民目線を踏まえ、事実に基づいて、丁寧な上にも丁寧に説明したい」。

〈午前11時26分〉

 桜井氏が首相に答弁を求めたところ、山本幸三地方創生相が答弁に立つ。「出て行け!」とのヤジ。

 桜井氏は「山本大臣は質疑の妨害しかしない。答弁に立たないでほしい」

〈午前11時22分〉

 今治市職員の官邸訪問について首相は「確認できなかった」。桜井氏は今治市の関係者の参考人招致を求める。

〈午前11時9分〉

 桜井氏が2015年4月の今治市職員の首相官邸訪問を取り上げる。首相は「今治市の職員とはお会いしていない」

 首相秘書官だった柳瀬氏に今治市の職員と会ったか尋ねる。柳瀬氏は「記憶をたどる限り、お会いしていない」

〈午前11時〉

 質問者が民進党の桜井氏に代わる。仙台市長選について首相に聞く。首相は自民党が推薦した候補が敗れたことについて「真摯(しんし)に受け止めたい」

〈午前10時56分〉

 蓮舫氏が「国家戦略特区は疑惑だらけだ」などとして臨時国会の開催を求める。

 首相は「臨時国会の召集については適切に対応したい」と答弁。

〈午前10時49分〉

 蓮舫氏が「1月20日(に初めて知ったという答弁)は誤りだと認めればいい」とさらに首相に追及する。

 首相は「1月20日(に初めて知った)というのは重ねて申し上げたい」

 蓮舫氏「まったく信頼できません」

〈午前10時44分〉

 蓮舫氏が「総理、国会をなんだと思っていますか? 不誠実な対応だ」と首相を批判する。

〈午前10時42分〉

 首相が改めて答弁。「整理が不十分なままお答えした。今回、閉会中審査で確認し、答弁した」。「うそつくな!」とのヤジが飛ぶ。

 さらに首相が答弁。「混同があったことはおわびしなければならない」

〈午前10時38分〉

 24日の衆院予算委で加計学園による獣医学部新設を認識した時期について、首相が「今年1月20日」とした答弁について蓮舫氏がただす。過去の答弁と整合性がとれないとして、「1月20日ではないのではないか?」と追及。

 首相は過去の答弁について「急にご質問があったので混同したことがあった」

〈午前10時28分〉

 蓮舫氏は東京都議選で稲田氏が「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と呼びかけた発言を取り上げる。「なぜ稲田大臣を守るのか」とただす。

 首相は「先日の東京都議選の発言については撤回、謝罪したと承知している。私からも誤解を招くような発言には注意するよう指示した」

〈午前10時24分〉

 蓮舫氏が南スーダンの日報問題について第三者が稲田氏の関与も含めて調査すべきだと求める。

 首相は「特別防衛監察については防衛相に対する厳しいご指摘もある。自分自身も対応していくと述べている。その意味でしっかりと責任を果たしたい」

 さらに蓮舫氏が稲田氏の罷免(ひめん)を求める。

 首相は「稲田大臣には再発防止を図ることでその責任を果たしてもらいたい」。

〈午前10時23分〉

 南スーダンの日報問題について蓮舫氏に問われ、首相は「国民の皆さんの疑念を解消するために特別防衛監察を行っている。説明責任を果たしていく」。

〈午前10時15分〉

 民進党の蓮舫代表の質問が始まる。

 蓮舫氏は首相に対し、「きのうの衆院予算委で国民の加計学園に対する疑惑が深まったか、軽くなったか?」と切り出す。

 首相は「今までの政府の説明に対し、国民の皆さんから納得が得られなかったのは承知している。私としても事実に基づいて丁寧に説明した」

 蓮舫氏は「事実に基づくということが揺らいでいる」「求められているのは丁寧な口調ではない」と指摘。

 蓮舫氏が稲田氏に質問する。「防衛省を統制できているか?」

 稲田氏は「批判は承知している。やるべきこと、なすべきことをしっかりやりたい」

 蓮舫氏の重ねての質問に稲田氏は「シビリアンコントロールはきいている」と答弁。

〈午前10時6分〉

 青山氏が北朝鮮による日本人拉致問題について、今の日本政府の拉致問題対策本部を改組し、より強力な首相直轄の組織として官邸に置き、拉致問題担当相に北朝鮮との交渉を担当させるなど、交渉は常に政治家が行うべきだと提案する。

 首相は「拉致問題は安倍内閣の最重要課題だ。先頭に立って全力を尽くす」などと答弁。

〈午前10時〉

 青山氏が南スーダンに派遣された陸上自衛隊の日報問題について取り上げる。稲田朋美防衛相が「日報に関して私は当初から公開すべしという立場を取ってきた」「一貫して開示すべきだという立場を貫いてきた」と強調。「隠匿や非公表にするという指示はあり得ない」

〈午前9時57分〉

 加計学園の獣医学部新設をめぐる文科省の内部文書について首相は「省庁間の調整が直接行われた。言った言わないの水掛け論になっている。調整プロセスが透明性に欠け、疑念を招いた」

〈午前9時54分〉

 前川氏が「加計ありきで特区が曲がった形で使われた」と反論。

〈午前9時52分〉

 加戸氏が文科省の後輩でもある前川氏について「気骨がある」と評価しつつ、「なぜ虚構の話をするのか」

〈午前9時40分〉

 首相が答弁に立つ。「加戸前知事がおっしゃったように昭和41年を最後に獣医学部が新設されていない」とし、鳥インフルエンザなどの課題を列挙。「時代のニーズに合わせて規制を改革するのはゆがんだ行政をただすことだ」

 一方で、「国民の皆さまにご納得いただいていないのは事実」だとして、「丁寧に説明する」とも。

〈午前9時35分〉

 再び加戸氏の答弁。獣医学部新設について「今治の未来を託した」

〈午前9時27分〉

 青山氏の質問に対し、加戸氏が答弁。今治市の獣医学部新設の先頭に立っていたとし、「(疑惑の)ぬれぎぬを晴らしたいと参上した」。さらに愛媛県議と加計学園事務局長が同級生だったなどとも説明。

〈午前9時25分〉

青山氏「なぜそのような説明をしなかったのか」

首相「至らぬ点があったと率直に認めなければならない」

〈午前9時16分〉

 青山氏が「前川さんの胸の中で『加計ありき』であって、思い込みと言わざるを得ない」と指摘。

 続けて、前日の衆院予算委員会で首相が加計学園が申請したことを知ったのは今年1月20日の国家戦略特区諮問会議だったとした首相答弁を取り上げる。

 首相は「改めていつ、何をどのように知ったか説明する」と述べ、答弁を始める。獣医学部の新設の提案者は「今治市」で、「加計学園ではない」と指摘。今治市の提案は知りうる立場だが、数十件の提案の一つにしか過ぎず、実際には今治市の提案については「認識していなかった」と説明。その後も事業主体が誰かについては提案者の今治市から説明はなく、「加計学園は承知していなかった」と強調。「今年1月20日に認定したときに初めて知った」と述べた。

 加計孝太郎理事長について「獣医学部を作りたい、今治にという話はなかった。そういう関係だからこそ友人として長いつきあいができた」

〈午前9時11分〉

 青山氏は首相の意向で「加計ありき」で決まっているとしたのは前川氏ではないかと指摘する。

 前川氏は「私の理解では、初めから加計ありきだった」と反論。「和泉補佐官に呼ばれる以前に内閣官房参与で加計学園理事である木曽功氏の訪問を受け、よろしくと言われた」などと説明し、「加計ありき」は文科省でも共通認識になっており、内閣府も同じだったなどと強調した。

〈午前9時7分〉

 加計学園に話題を移す。前川氏に対し、和泉補佐官と会った日時が変遷している点を指摘。「どれが本当なのか?」

 前川氏は獣医学部新設の件で最初に呼ばれたのは、「(昨年)9月9日15時ごろ。これが正しい」と説明。「9月5日」とメディアのインタビューで答えたことについては、加計学園とは別件だったとし、「単純ミスだった」と釈明した。

〈午前9時5分〉

 青山氏が首相に治水を含む防災も危機管理だとして、見解を問う。首相は行方不明者の捜索に全力を尽くし、インフラの復旧や生活再建に全力で取り組むと決意を語る。「今後も国民の生命と財産を守るため、ハード、ソフト一体となった対策に取り組み、国土強靱(きょうじん)化を進める」

〈午前9時〉

 参院予算委員会が始まる。委員長や自民党の山本一太氏。最初の質問は自民党の青山氏。九州北部の豪雨災害から取り上げる。

〈午前8時55分〉

 閉会中審査が行われる参院第1委員会室。安倍晋三首相らが着席する。