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 伊豆半島ジオパークのユネスコ世界ジオパーク認定に向けた現地審査が25日、27日までの日程で始まった。認定は2015年に一度保留されており、今回は2度目の審査になる。火山が造り上げた地質、地形が世界的に重要で、景観や自然資源が活用されていることをアピールする「最後のチャンス」(伊豆半島ジオパーク推進協議会長の菊地豊・伊豆市長)になる。

 現地審査を担当する、マレーシア・ケバングサン大のイブラヒム・コモー教授(地質学・環境地球科学)とルーマニア・ブカレスト大地質学科のアレクサンドル・アンドラサヌ専任講師(古生物学)の2人がこの日朝、伊豆市修善寺の「ジオリア」に到着した。

 推進協議会顧問の小山真人静岡大教授が伊豆半島は南の海で生まれた海底火山がフィリピン海プレートの移動によって本州に衝突して生まれ、現在も本州を押し続けている世界でもまれな大地(ジオ)であることを解説した。この後、伊豆市のわさび沢、西伊豆町の黄金崎、堂ケ島、一色を訪れ、狩野謙一静岡大名誉教授や伊豆半島ジオガイド協会のガイド、地元の高校生らが、火山活動の痕跡や景観について案内した。

 小山顧問は「伊豆半島は生きている地球の営みを現場で見られる世界でも例のない場所だ。この魅力をぜひ伝えたい」と話した。(岡田和彦)