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 フェイク(偽)ニュースに各国が悩まされている。インターネットやSNSを通じ、社会の憎しみをあおったり、政敵を攻撃したりすることで、選挙結果にも影響を与えかねない。一方で、政治家が偽ニュースを伝播(でんぱ)し、うそや誇張を繰り返すことで有権者が振り回される例も後を絶たない。現状とうそを見抜く試みの最前線を報告する。(ブリュッセル=津阪直樹、ベルリン=高野弦、パリ=青田秀樹、ロンドン=渡辺志帆

 フランスではマクロン大統領が、しばしば偽ニュースの標的になってきた。

 大統領選の決選投票を控えた5月初め。一騎打ちのテレビ討論で、右翼・国民戦線(FN)のルペン党首が、こう切り出した。「あなたが、(税逃れの)オフショア口座を持っているなんてことにならないといいんですけど」

 持ち出したのは、討論の直前に…

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