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 九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)への新型車両フリーゲージトレイン(FGT)導入について、JR九州は25日、「FGTによる運営は困難」として断念する意向を正式に表明した。現状では採算面で成り立たず、安全面でも懸念が残るという。FGTに代わり、博多―長崎間の全線でフル規格での整備を求める考えも示した。

 長崎新幹線は新幹線と在来線区間を行き来できるFGTの導入が前提になっている。JR九州が断念の姿勢を明確にしたことで、現行の整備計画も、抜本的な見直しを余儀なくされる。

 JR九州の青柳俊彦社長は25日、与党が開いた委員会に出席し、JR側の見解を説明した。FGTは一般の新幹線より車両関連費が2倍前後かかり、全面導入すればJRにとっては年間約50億円の負担増につながると試算。「前提である収支採算性が成り立たない」と主張した。青柳社長は委員会後、報道陣に対し、安全性も「まだ確立できていない状態」だと述べた。

 FGTは開発が難航している。…

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