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 出席した演奏会などの主催者側から謝礼の位置づけで現金やビール券を受け取っていたとして、防衛省は26日、陸海空3自衛隊の計七つの音楽隊の隊員計12人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 防衛省によると、2006~16年にかけて、現金などを受け取っていた音楽隊は、海自が五つ(神奈川県、京都府、広島県、長崎県など)、陸自(北海道)と空自(青森県)が一つずつ。懲戒処分を受けたのは、いずれもそれぞれの音楽隊の幹部という。防衛省関係者によると、現金24万円とビール券50枚を受け取っていた隊員もいた。金券も現金に換金し、弁当や飲み物のほか、部内の事務用品を購入していたという。

 自衛隊員倫理規程では、工事などの契約を結ぶ「利害関係者」以外からでも、自衛隊員が「社会通念上相当と認められる程度」を超えて金品を受け取ることを禁じている。

 昨年、空自の北部航空音楽隊(青森県・三沢基地)が協力団体から現金や金券を受け取っていた事実が発覚。空自のほか、陸自や海自の音楽隊も対象にアンケートを実施したところ、七つの音楽隊で現金などを受け取っていたことが分かったという。