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 石川県小松市の八日市地方(ようかいちじかた)遺跡で、弥生時代中期前半(約2300年前)とみられる柄付き鉄製やりがんなが出土した。県埋蔵文化財センターが27日発表した。「やりがんな」は、木製品をつくる際に木の表面などを削る工具。木製の柄もある完全な形の品としては国内最古といい、センターは「鉄器が列島へ普及する過程を考える上で貴重な資料」としている。

 全長16・3センチ。鉄の部分(長さ5・1センチ)を柄の中に一部はさみこんだ後、糸とテープ状にした桜の樹皮をまいて固定。柄には斜めの格子文様が彫られ、一端はバットのグリップのような形に削り出されている。刃だけの出土例は北部九州などである。

 奈良県桜井市纒向(まきむく)学研究センターの寺沢薫所長(考古学)は「ものすごく精巧。これを使ってつくる物の技術の高さも想像させる。日本のものづくりの原点と言ってもいい」と驚きを隠さない。この遺跡では過去に大量の武具や食器といった木製品などが見つかっている。

 やりがんなは法隆寺など飛鳥時代の寺社建築などでも使われ、室町時代に現在の台がんなが伝わるまで宮大工らの主要な大工道具だったとされる。数十センチの柄の先に刃があり、両手を使って木材を削るが、今回の出土品は全長約16センチしかなく、片手で使ったらしい。刃の厚さは約2ミリだった。

 川岸跡の砂の中に埋まっていた…

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