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 トランプ米大統領は26日、自身のツイッターで、性的少数者で、生まれた時の体と心の性別が一致しないトランスジェンダーを米軍では受け入れないことを明らかにした。オバマ前政権が昨年にトランスジェンダーの受け入れを決めていたが、方針を転換させた。性的少数者らを含め、反発の声が出るのは必至だ。

 トランプ氏はツイッターで「将官や軍専門家との協議の結果、米政府はトランスジェンダーを米軍のいかなる役務でも受け入れないことにした。米軍は圧倒的な勝利のために集中しなければならず、トランスジェンダーの受け入れに伴う医学的コストや混乱の負担は受け入れられない」とした。

 トランスジェンダーを巡ってはオバマ前政権が昨年、「世界でもっとも優秀な戦闘部隊を維持するため、役に立つすべての人材が必要」(当時のカーター国防長官)などとして、米軍が受け入れる方針を決めた。ただ、トランプ政権のマティス国防長官は6月、トランスジェンダーの入隊を許可する決定を半年間延期し、受け入れに伴う影響を再検討していた。

 ニューヨーク・タイムズ紙が調査機関の数字として示したところでは、米軍で常時任務にある約130万人のうちトランスジェンダーは約2450人という。(ワシントン=土佐茂生)