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 脳に髄液がたまって脳を圧迫する「先天性水頭症」の原因の一つに、髄液の流れを調整する繊毛(せんもう)の生え方が影響していると、名古屋大学の研究チームが発表した。繊毛は肺の気管支などにもあり、ぜんそくなどほかの病気の原因解明にもつながる可能性があるという。研究成果が7月25日、米科学誌セルリポーツ(電子版)に掲載された。

 繊毛は細胞に生える毛の一種で、体内では脳の周りを流れる髄液の通路になっている脳室の表面や、気管支、卵管の内側などに多く存在。繊毛が動くことで流れを作り出し、髄液や粘液を通しているという。

 研究チームは、遺伝子「デイプル」に着目。先天性水頭症の原因として報告されているが、発症するメカニズムは不明だった。

 正常なマウスは脳室表面の繊毛…

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