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 角膜が白く濁り視力が下がる「フックス角膜内皮ジストロフィー」の治療薬の候補を、同志社大などの研究チームが発見した。この病気は国内に患者が推定約1万人いるが、現在は角膜移植しか治療法がない。研究成果を応用すれば将来、目薬で治療できるようになると期待される。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに28日、発表した。

 同志社大の小泉範子教授(眼科学)らは、細胞増殖の調節などを担う「TGF―β」が増えると、患者の角膜内皮で細胞死が進むことを突き止めた。患者の細胞を使った実験で、TGF―βの働きを抑える物質を加えたところ、異常なたんぱく質が大幅に減少することが確認できたという。

 小泉教授は「早期に治験が開始できるよう研究を進めたい」と話している。(西川迅)

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