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 夏の甲子園大会が近づくと、思い出されるチーム、顔がある。監督で言えば、池田(徳島)の蔦(つた)文也さん、箕島(和歌山)の尾藤公(ただし)さん、沖縄水産の栽弘義さん。

 その栽監督をモデルにした映画「沖縄を変えた男」(岸本司監督)が昨年、沖縄県内で公開された。同名のノンフィクション(松永多佳倫〈たかりん〉著)をベースにしたフィクションで、お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんが、「琉球水産」の栽監督役を熱演した。「甲子園で勝てば沖縄県民も自信が持てる。自分は憎まれてもいい。勝てば、選手も県民も幸せになれると栽監督は信じていたのだと思う」。撮影中のゴリさんは話していた。

 多くの沖縄県民が共感したのだろう。映画は評判を呼び、5カ月間という異例のロングランで上映された。県外の人にも見て欲しいと支援を募り、8月5日から東京のシネ・リーブル池袋、同12日から大阪のシネ・リーブル梅田で上映されることになった。「苦しい状況でも夢と希望をあきらめない心の大切さを沖縄から届けたい」と高山創一プロデューサー。

 甲子園大会の観戦と併せてチェックしたい。

(編集委員)

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