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 豪雨災害中に県外でゴルフや飲酒をしていた秋田県の佐竹敬久知事が29日、初めて被災地を視察した。虚偽説明も相まって、県庁には28日までに抗議の電話などが258件寄せられている。佐竹知事は視察中、報道陣の取材に「不徳の致すところで申し訳ない。復旧を急ぎ、県民の信頼に応えたい」と話した。

 佐竹知事は秋田県が豪雨に見舞われた22日、宮城県でゴルフをして酒を飲み、翌23日に自らが召集した災害対応の緊急連絡会議を欠席した。その後、ゴルフを一緒にプレーした中に県の部長2人がいたことを隠すなど、虚偽の説明を重ねて批判を浴びている。

 29日の視察では石井啓一国土交通相らとともに、秋田県大仙市の秋田新幹線の線路脇の地盤崩落現場など7カ所を回り、激甚災害の指定などを国に求めた。今回の豪雨では、判明した分だけで約1900棟の住宅に浸水被害が出ている。

 親類宅が床上浸水し、29日も片付けをしていた大仙市の男性(75)は「うそをついたことが許せない。知事は辞職するのが当然。災害を甘く見ている」と語気を強めた。一連の問題で、一部の県議からは辞職を求める声も出ている。(金井信義、山田佳毅)