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 長野県白馬村北城のJR大糸線信濃森上―白馬駅間にある「高見北踏切」で昨年11月、原付きバイクの男性(当時73)が列車にはねられ死亡する事故があり、国土交通省の運輸安全委員会が31日、鉄道事故調査報告書を公表した。踏切付近で雑草が生い茂り、男性から列車が見えづらかったことが事故原因の一つとなった可能性を指摘した。

 報告書によると、事故は昨年11月2日午前10時10分ごろ発生。踏切にさしかかった普通列車の運転士が、右から原付きバイクで来る男性に気付いて汽笛を鳴らし、急ブレーキをかけたが、間に合わずに衝突した。

 現場は遮断機や警報機のない「第4種踏切」で、線路脇は雑草が生い茂り、原付きバイクからは列車が見づらい状態だったという。男性が踏切前で左右確認したかどうかについては「(男性が)死亡していることから明らかにできなかった」とした。

 JR東日本長野支社によると、雑草は同社が管理。事故を受け、昨年11月末、この踏切の注意柵に反射板を設置した。4月に雑草を伐採し、6月以降、列車が通る際には汽笛を鳴らす運用に変更した。現場の草刈りについては「線路を巡視する際に現状を把握し、適切に対応する」としている。