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 生後1カ月だった次男に暴行を加えて死なせたとして、大阪府警は1日、同府吹田市佐竹台2丁目、アルバイト楢崎淳二容疑者(30)を傷害致死の疑いで逮捕し、発表した。「事実と違う。暴力は一切振るっておらず、次男がけがをした理由は思いつかない」と容疑を否認しているという。

 捜査1課によると、楢崎容疑者は昨年10月3日午後1時半~2時ごろ、自宅マンションで次男の陸ちゃんの頭を揺さぶるなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫や眼底出血などのけがをさせ、同15日に搬送先の病院で死亡させた疑いがある。

 司法解剖の結果、頭に骨折や目立った外傷がないことなどから、複数の専門医が強く揺さぶられたことで脳が損傷する「揺さぶられっ子症候群」とみられると診断したという。

 楢崎容疑者は当時、陸ちゃんと長女(2)の3人で自宅におり、容疑者は自ら「(陸ちゃんの)呼吸や反応がない」と119番通報していた。妻(32)は長男(8)と外出中で、陸ちゃんと一緒にいた大人がほかにいなかったことから、府警は楢崎容疑者が暴行を加えた疑いが強いと判断した。妻は府警に対し、「外出前には母乳を普通に飲んでいた」と説明したという。長男と長女は府内の施設に保護された。

 同じマンションに住む女性(68)は「昨年の秋から子どもの姿がまったく見えなくなり、おかしいと思った。赤ちゃんが亡くなったなんて信じられない。かわいそうに」と声を落とした。