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 京都の花街(かがい)で1日、芸舞妓(げいまいこ)らが芸事の師匠やお茶屋などにあいさつ回りをする伝統行事「八朔(はっさく)」があった。京都市東山区の京舞井上流の五世家元で人間国宝の井上八千代さん(60)の自宅には、黒紋付きで正装した芸舞妓らが訪れ、「おめでとうさんどす」とあいさつを交わした。

 「八朔」は旧暦8月1日(八月朔日〈ついたち〉)のこと。かつて農家が豊作を願い、日ごろお世話になっている人にお礼や贈り物をした風習が今も花街で続いており、京都の花街では例年、新暦のこの日にお礼回りをしている。(大村治郎)