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 中国人民解放軍創設90周年を記念する式典が1日、北京の人民大会堂で開かれ、中央軍事委員会主席を兼ねる習近平(シーチンピン)国家主席が「重要演説」を行った。自身が推し進めた軍改革について「人民の軍隊は政治的にも組織的にも、戦力でも装いを一新して再出発した」と指摘。「戦闘力を唯一の基準とし、国家の領土や主権、海洋権益を断固防衛する」と強調した。

 軍内の反発を抑えて断行した軍改革の成果を誇り、軍内を引き締める狙いがあるとみられる。習氏は演説で台湾問題などを念頭に「いかなる組織も、いかなる形でも、中国の領土を引き裂くことは許さない」と強い姿勢を示し、「党の軍に対する絶対的な指導という基本原則を断固として貫徹しなければならない」と軍の忠誠も求めた。

 習氏は2015年の抗日戦勝70年の記念式典で兵力を30万人削減する方針を打ち出すなど、大規模な軍改革に着手。従来の7軍区を5戦区に再編し、各戦区で陸海空などの部隊を一体的に指揮する態勢をつくる抜本的な機構改革を進めた。

 式典に先立ち、軍は先月30日、内モンゴル自治区で将兵約1万2千人や最新鋭の戦闘機などが加わる軍事パレードを実施。習氏も迷彩服を着て臨み、将兵を激励した。(北京=西村大輔

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